
作者:浅田弘幸
夜が明けることがなく、危険な生物が徘徊する世界。
テガミを配達する国家公務郵便配達委員「BEE」通称「テガミバチ」。
少年ラグは、恩人のテガミバチ・ゴーシュと再会するため、自分もテガミバチになることを決意する
絵は結構キレイです、ちょっと見にくいかな?嫌いじゃないです。
ストーリーはありきたりな初期設定ですけど、なかなか引き込まれる部分ものもあります。
月ジャンなので次巻は6月と、間が長いですが結構おすすめです。
あ、誤植が・・・
↓以下あらすじ 頑張ったw
第一話
夜があけることの無い星、アンバーグラウンド*1
ディンゴ(テガミバチの相棒の事)のロダ(犬?)を連れたゴーシュ・スエード(18)がポストから人間のテガミを拾う所から始まる。
ラグ・シーイング(7)はひどい火事にあった街コーザベル(実際は放火・襲撃された?)の依頼主アス・シーイング(ラグの母親)から山を越えた先にある街キャンベル・リートゥス在住サブリナ・メリー(ラグ曰く、昔近くにすんでいたおばさん)宛ての「テガミ」。
テガミバチの仕事はテガミを「
鎧虫*2」から守り、無事に送り届ける事
ガイチュウは人間のもつ「こころ」に反応し襲う習性を持ち、その鎧は剣よりも堅く、銃弾すら弾く。
ガイチュウを倒す手段は「精霊琥珀*3という石によって「こころ」を武器として使い攻撃する事。
ゴーシュは黒い精霊琥珀を装着してある「心弾銃」に「こころ」を装填して撃つ。
ラグがその銃を手にした時「アカツキ」に連れて行かれた母への想いが装填され心弾銃が暴発、ゴーシュをの顔をかすめ、ラグと母との別れの記憶がゴーシュに流れ込む。
ゴーシュは一気に「こころ」を消費してしまったラグの為に「こころ」の回復を補助する心弾を打ち込む。
打ち込んだのは足の不自由な妹シルベットとテガミバチ・アリア(恋人?)の記憶。
ラグは自分をアカツキに連れて行けとせがむが、ゴーシュは真剣な目つきで「首都通行証」の重みはきみには解らない、という。
通行証の重みとは?
ゴーシュと喧嘩してしまったラグは、心弾銃を勝手に持ち出し、独りで去ってしまう。
道中ラグはガイチュウ(アリジゴクっぽい)に襲われる。
ゴーシュはラグと協力し、ガイチュウを倒す。
戦闘中にゴーシュはラグの右目に赤い精霊琥珀が埋め込まれている事に気付く、それによって心弾銃の威力が上がっていたのだ。
ラグは気絶したゴーシュを目的地のキャンベルまで担いでゆく。
配達の終わったゴーシュはラグを真に「友達」と認めた。
その日ラグはゴーシュのようなテガミバチになることを決意する。
第二話
別れの日から5年が経ち、テガミバチの一次審査に受かったラグはユウサリに面接を受けに行くためにアイトーン炭鉱駅に向かう。
だがラグは駅で右手に配達用紙の貼り付けられた少女に出会う。
配達用紙に不備があるため、駅で一時保管されていたのだ。
テガミバチは不備のあるテガミを配達できないため、まだ正式にテガミバチになっていないラグが、少女を目的地まで連れて行くことになる。
少女は、俊敏で強かったが、名前が無かった。
ラグは少女にニッチと名付け、配達に向かう。
ラグとニッチは目的地に着き、ラグはニッチと別れるが
目的地「ラブサムワンダウン」は見世物小屋だった。
見世物小屋のチラシには、ニッチは伝説の生物「摩訶」の血肉を喰らった女性の娘だと書かれており。
ニッチを心配したラグは再びラブサムワンダウンに向かう。
ラグが着いた時には、既にニッチは逃亡、ガイチュウの巣食うブッコロリの森へと向かっていた。
ラグはニッチに追いつくがガイチュウ(カマキリ?)に襲われる。
ラグはなんとか心弾を撃ちガイチュウを倒し
ニッチはラグの記憶の断片に触れる。
ラグと完全に打ち解けたニッチは、ラグのディンゴになる事を宣言した。
*1アンバーグラウンド
四方が全て海に囲まれたアンバーグラウンドは、一日の全てが夜という国。
ここでは様々な民族・種族が雑然・混沌と暮らしている。
三つに分かれた本島は階級別に分かれており、「アカツキ」「ユウサリ」「ヨダカ」の3地方は海から繋がる川で分断され、その行き来には特別な橋を使わなければならない。
首都「アカツキ」には特権・上級階級が暮らし、容易に入る事は出来ない。
「ユウサリ」には中産階級が暮らし、テガミバチ達の拠点。
「ヨダカ」には下級・労働者階級が暮らし、ガイチュウも主にここに巣食う。
*2鎧虫 -ガイチュウ-
闇の世界「ユウサリ・ヨダカ」に生息する、身体を鎧に覆われた巨大な虫のような生物。
果てしない種類があり、形態・能力強さも様々。
(こころは無いとされているけどこころがあるからこそこころの攻撃が響く?)
*3精霊琥珀
太陽に替わり、太古から大地深くに眠るエネルギー資源。
太陽光が少ない「ヨダカ」でも、植物、動物が生きられるのは、地中に埋まっている「精霊琥珀」が地熱や磁場を保っているからと言われている。
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